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「画面でたくさん入力したんだけど、入力ミスがあったらしくて全部消えてなくなっちゃったよ。エラー報告も出なかった!」
そんなプログラムでは使いものになりませんね。
今回は、実行時のエラー処理、特に入力データに関わるエラーのお話です。
たとえ正常なケースで正しく動作しても、間違った入力への対応が不十分では、プログラムとしての役割が果たせません。
いろいろな場合を想定し、それぞれに正しい対応が必要です。
対処が難しい場合は制約とすることもありますが、その場合でもプログラムが暴走したり異常終了するような事態は避けなければなりません。異常を検出して報告し、再入力を求めたり、エラーで終了させるなど、適切な対応が必要です。
このような対応はエラー処理とかエラー・ハンドリングと呼ばれ、信頼性の高いプログラムを作るために、とても大切です。
Java や C++ などでは「例外処理」として、実行中に発生した例外を処理する仕組みが用意されていますが、これはエラー処理をしやすくするための仕組みです。
重要なのは、エラーの見つけ方や対処をよく考えることです。
それが品質の高いプログラムにつながります。