機械やコンピュータを人間が操作しやすくするために用意する機能のこと。
interface には、「(異なるものの)界面、接触面」などの意味がある。
User Interface を略して、UI と表記することもある。
コンピュータ関連では、ユーザの指示やデータを入力したり、コンピュータで処理された結果を表示するなど、入出力が主となる。
入出力装置を含めて呼ぶこともあるが、一般にはソフトウェアの機能のうち、入出力を担当する部分をいう。
表示の分かりやすさや操作性のよさが重要な要素とされる。
ユーザインタフェースの設計では、画面構成や画面遷移、データ項目の選定、入力方法や表示形式、画面デザインなどの検討を行う。
文字ベースのユーザインタフェースをキャラクタ・ユーザインタフェース(CUI)と呼ぶのに対し、グラフィカルな要素を多く取り入れ視覚的に分かりやすくしたものを、グラフィカル・ユーザインタフェース(GUI)と呼ぶ。
前者の CUI は別名 CLI(コマンドライン・インタフェース)とも呼ばれ、入力を促すプロンプトに続けてキーボードから命令を入力し、処理経過や結果も文字情報として出力する方式である。
後者は、アイコンやボタンを表示しマウスのクリックによって指示を受け付けたり、文字以外の要素を使って結果出力を見やすくするなど、簡便性やデザイン性を重視したものである。
近年では、GUI がユーザインタフェースの主流となっており、なお進化中である。